らぶ☆すとーりー
海の側のレストラン。



そこで私達は食事をした。



「ここ素敵だね。」



「そうだな。」



窓から見える海はキラキラと光っていた。



「綾乃?」



「ん?」



「今日来て良かったな。」



「うん。」



「でも、これからは自分で言いたいことは言えよ。」



隼人は「旅行へ行きたい」と美咲の口から聞いた事を言っているのだろう。



「うん。わかった。」



何であの時自分の口から言えなかったのか。



こんなに私を思ってくれている隼人なのに。



そして、私は心の中で



「ありがとう。」と呟いたのだった。


< 219 / 233 >

この作品をシェア

pagetop