真っ直ぐに

わたしは屋上に連れて行かれた


普段屋上は鍵がしまって
入れないのに、なんで
柏木は鍵を持ってる
のだろうか………。


やっぱり怖いな…。


「……あのさ。」


柏木が話かけてきた。
びっくりして間抜けな
返事をしてしまった。


「へッ!?」


恥ずかしい―――…><


「…ぷっ。あはははは!」

ドキッ!

柏木って笑うとすごく
可愛いんだ〜…

普段はかっこいいのに
笑うと可愛い。

ギャップがずるい…!


「柏木って笑った方が
 ずっといいね!!
 ずっと笑ってなよ。」


「俺は誰かさんみたいに
 可笑しくもないのに、
 笑えねーのッ!(笑)」


柏木はさっきの笑顔のまま。
私は柏木のイメージが変わった


「わたし柏木のイメージ
 変わっちゃったよ。
 ツボの浅い人にねっ♪」

「水野のイメージはずっ
 とヘラヘラしてる人。」

「ちょっと!
 何よそれ!!」


わたしたちはこんな風に
楽しく会話をしていた。

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