理科教師とあたしの秘密♪

ドキ





あたしはその手に甘えて


いつの間にか先生の腕の中で泣いていた



先生は静かに背中をさすってくれたり

よしよしって何度も言いながら


あたしが泣き止むのをずっと待っててくれた




「グスン・・・ヒック・・」
















それから何分時間が過ぎたんだろう



いつの間にかあたしの涙は止まっていて



先生の腕からも離れていた





「もう大丈夫か?」


「・・・はい
 すいませんでした・・・」


「なんで謝るんだよ
 悩みがあるなら何でも言えって言ったろ?」



ニコッ







ドキッ





優しいね  先生





あたしね 



優しくされたり


そんな嘘っ気のない笑顔見せられると





先生が好きになっちゃうよ?












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