理科教師とあたしの秘密♪
ジャー・・・
勢いよく流れてる水
あたしはそれを見てるだけ
『節水に心がけましょう』
なんていうポスターが貼ってあるけど
そんなの無視してる
ジャー・・・
止まることなく流れていく水
あたしはなぜかそれを見ていたかった
理由はない
でも 今は何も考えたくない気分だった
「コラ!」
ポンッ
何かが頭に当たった
痛くなかったけど
いきなりで身体がビクッとした
「節水しろって書いてあるだろ?」
落ち着いている低くて
とても優しい声
そんな声と同時に
右脇からニュッと手が出てきて
キュッと蛇口を閉めた