理科教師とあたしの秘密♪




ガラッ



教室のドアを開けるとそこには多くの生徒がもう席に着いていた



黒板には『番号順に座って待機』と書かれていた




「えー!梨沙と席遠いじゃん
 やだなー・・・」


「仕方ないよ
 クラス一緒なんだからいいじゃん
 我慢だって」


「梨沙ってホントにサバサバしてるね☆」


「そう?」



あたしの名字は吉野

亜美の名字は青木

当然なぐらい席は離れる




亜美は何やら納得いかないようで

ブツブツ言いながら一番前の席に着いた




さて あたしも座ろ


廊下側の一番後ろ


そこがあたしの席



授業中は何をやってもばれなさそうだけど

廊下から冷たい風が吹いてきて

結構足が寒い・・・







・・・・ヒマだ



あたしはふと隣の席を見る


そこの机の上には黒のシンプルな

ペンケースがある



よく男子が持っていそうなペンケース




(絶対男子だし)



でも このペンケース


どっかで見たことがある


そこに付いてる

黄色いクローバーのストラップも




どっかで見たことがある




・・・・どこだっけ?




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