理科教師とあたしの秘密♪





教室の戻るとみんな席を立っていた



もちろん亜美もあたしのところに来ている




「中田先生だとさー
 受験心配だよね・・・
 授業とかは楽しいんだけどさ」


「だよね・・・
 男子とかはそんなん気にしてないみたいだけどね」


「うん・・・」






教室を見渡すと


女子のみんなはあたしと亜美のような話をしているみたいで


男子はすんごい嬉しそうにはしゃいでいた





ガラッ



「おーい!席に着けー」





カゴに色んな配布物とかを入れて教室に入ってきた先生


いつもはラフな格好なんだけど

式となるとやっぱりスーツみたい



「じゃあね 梨沙」


「うん あとで」




亜美は席に戻り

みんなとはしゃいでいた圭介も戻ってきた



みんなも自分の席に戻り

ニコニコとした顔で先生をみんなが見ていた





「おいおい そんなに見るなよ・・・
 じゃあ 一先ず自己紹介するな」




そう言って黒板に自分の名前を書き始めた


先生の文字は少し大きめで

一番後ろからでもとても見やすい




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