村崎指揮部(更新停止)
目が覚めると、クラスメイトが人っ子一人教室から姿を消していた。
「そんなに留学生が気になるのか。みんなミーハーだねー…」
廊下に出ると、あまりの静けさに嫌な予感がした…
「ちょっと待ってよ…」
急いで時計に目をやると
「…10時45分…」
すでに2限目は始まっている。
「2限目は…理科か……」
昼間の教室、誰もいない空間…
…不気味なくらい静かに映る…
…思わずゴクリと唾を飲む。
「……何で誰もいないの?」
寂しさよりは恐怖。
しかし、そんな感情も一気に吹き飛んだ。
「理科室かッ!」
慌てて教科書を手に取り走る私……