7年目の浮気
「同じ駅に酒田さん家、あるんだよね?」

「さっき、メール誰にうってたんですか。彼女ですか。」


聞けよ…人の話を。


「美人なんですってね。わたしなんか全くかなわないんですか?」

「…ああ、そうだね!酔い潰れたりしないしね!」


「…。っ」


おいおい。


香織はめそめそと泣き出した。


「…久保田さん、冷たい…。」


俺が悪いのか?

面倒過ぎてこのまま立ち去りたいくらいだ。


「あ。」
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