A way-You that I am dear.
『みは?』



私はさらに沈黙。
完全フリーズ。



『みは?起きてる?』

『起きてる・・・・』

『明けましておめでとう』

『どーも…』

『ちゃんと塾行ってる?』

『・・・てゆうか何で電話してんの?』

『そんなん声聞きたかったからに決まってんじゃん』

『電話、これ誰の?』

『同じ部屋の人の。借りたの』

『そう・・・』

『元気ないよ?何かあった?』

『特に何も・・・』

『俺、3日は帰るの3時くらいになる』

『あたし、終わるの夜だよ』

『そっか。じゃあ、終わるの待ってるよ』

『うん…』

『ど-したの?』

『怒ってないの?』

『何を?』

『電話でなかったし・・・』

『まぁ、俺もちょっと薄情だったから』

『キライになった?』

『なってたら、声聞きたいなんて思わないでしょ?』



自分がどれだけ子供か思い知らされた気がして
わ-わ-泣いてしまった。



『泣き虫だな~。手の届かない所で泣かれるの切ないんですけど』

『だって。。。』

『大丈夫だよ。泣かない泣かない』

『うん』

『そっちは勉強どう?俺今日は英語でボロボロ』

『今日は国語だったから簡単だったよ』

『俺、高校落ちるかも~』

『やめてよ~縁起でもないっ』

『受かったら晴れて高校生か~』

『早く春にならないかな~』

『受験終わったらどこ行きたい?』

『えっと-。う-ん』

『とにかく会おうね』

『うん』



あと2日。
2日すれば、彼に会える。
シカトしてたけど
やっぱり好きで好きで
ど-しょもないくらい
一喜一憂しちゃって。



若い恋愛。

青い恋愛。



でも、これが私の大切な出来事。




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もし今彼と昔の話をするなら

彼はあたしに謝るでしょう。

傷つけてゴメンって

頭を下げるでしょう。

でもあたしは笑って言う。



大好きだよって。



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