A way-You that I am dear.
あたしはすぐ電話に出た。




『もしもし?!』



かけてきたのは類のお母さん。




『もしもし みはチャン?』
『あ・・・・はい・・・』

『今、自宅に電話があってね。今日帰ってこれなくなっちゃったんだって。みはチャンに電話入れて欲しいって言われたから電話したんだけど・・・。今ドコ?』

『川名の駅です』
『これから家帰るの?』
『はい・・・』
『送ってくからそこで待ってて。今行くから』
『あ、大丈夫です。帰れますから』
『待ってなさいって。すぐ行くからね』
『あ、はい・・・すいません』




類のお母さんは本当にすぐ来てくれた。



『すみません・・・なんか』
『こっちこそゴメンね~バカ息子だから』
『いえ・・・』



初対面ではなかったけど
気まずかった。



『勉強、どうだった?』
『思ったよりも出来ました』
『もうちょっとで開放されるから頑張るんだよ~』
『はい』



たわいもない話で
みはの自宅に着いた。



『ありがとうございました』
『いいのいいの。こっちこそゴメンね。また遊びにいらっしゃい』
『はい』




類のお母さんは、笑顔で帰っていった。



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