A way-You that I am dear.
類をじっと見つめたまま
私は立っているのがやっとだった。



『なんで?・・・・何言ってるの?』
『だから・・・別れよう・・・』
『どうしてどうなるの?あたし何かちゃった?』
『・・・・俺たち高校も違うし、高校入ったら余計に時間合わなくなるでしょ?』
『そんな先の話、言われてもわかんないよ』
『・・・ごめん。別れて・・・』
『・・・ヤダ。あたし好きだもん。別れない』


『お願い。・・・これから先、みはを傷つけないって自信がない。。。』

『そんなのあたしだって同じだよ。でも、好きだから努力するんじゃん。類はそうしてくれないの?』





『・・・ごめん。出来ない』



もう何を言っても彼には届かない。

でも、
でもあたしは一緒にいたい。



『一緒にいたいの。好きなんだもん。悪いとこあったら直すし、受験もちゃんと頑張る。迷惑にならないようにするから、だから一緒にいて・・・』



泣きながら、それでも一生懸命
自分の思ってることを伝えた。
でも類は
細い三日月を思わせるような冷たい目をして
こう言った。







『無理だから。もう、忘れて』





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