A way-You that I am dear.
残りの冬休みは最悪だった。
どうしても理由が聞きたかったけど
電話をかけることもできなかった。



学期が始まって、統一テストで
私はまた《要検討》
志望校を変えるべきか本当に悩んだ。
相談する相手もいない。
塾の先生は所詮《合格》さえすればいいのだろうし
親は高校さえ卒業してくれればいいと
特に私に興味は持たなかった。
第一志望目指して
がむしゃらに勉強してる友達には言えなかった。

類も・・・
彼もこんな気分だったのかもしれない
そう思ったら、彼に申し訳なかった。

いつでも私のくだらない話聞いてくれて
笑顔でいてくれて
本当に彼が大切だった。

だけど
もう前のようには戻れない。
好きだと思う気持ちさえ否定されたあの夜。
私はあの場所に
涙も笑顔も大切な想いも全部
置いてきてしまった。

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