A way-You that I am dear.
『ねぇ、ひとつ聞きたいことがあるの』
『何?』
『・・・なんで別れようって言ったの?』

類はしばらく黙って、こう言った。

『言っただろ?自信がないって』
『本当にそれだけ?どうしてお正月帰ってこなかったの?どこにいたの?』
『・・・・頼むから詮索しないで』
『あたし、一緒にいたいよ。類いないとダメだよ・・・』
言いながら、涙が溢れてきた。
けど類は冷たく言い放った。
『お前は一人でも合格できた。俺がいなくても。・・・俺は、みはを大切にできない。だから、一緒にいるべきではない。高校いったら、また新しい出会いが来るだろう?それを待つんだ。俺のコトはもう忘れろ。ありがとうな みは。あと、おめでとう』

類はそれだけ話すと、電話を切ってしまった。

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