ちぇりっしゅ 修正中^^
「スキャンダルはデマだったんだけどね」
乃亜先輩が悲しそうに笑った
「逃げたの 現実から」
前あたしに言った言葉を思い出す
あたしと真緒さんを重ねて言った言葉
「警告なのよ」
「…警告」
「梨紗チャンが翔か奏君と付き合いはじめたら 何があるかわかんない」
「……。」
「試されてるんじゃない?付き合うだけの覚悟があるか」
長い髪の毛を指にクルクル巻き付けながら言う
覚悟か
あたしは乃亜先輩に言った
「先輩は奏君のこと好きなんだよね?」
あたしの質問に乃亜先輩は答える
「この世に乃亜と釣り合う男なんて奏しかいないじゃない」
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「あ…梨紗ちゃん」
「…梨紗」
教室に戻ったあたしを見てみんながざわつき始める
「え 何?」
「梨紗 これ…」
壱があたしの机のほうを指さした
「な…何 これ」
悲惨
机の上にはビリビリになった教科書に
スプレーで落書き
机の下にはお弁当がぶちまけられていた
「移動教室から戻ってきたら…こんなになってて」
壱が言う