ちぇりっしゅ 修正中^^
「あたし……」
奏君は変態で
くさい台詞だってさらっと言っちゃうし
強引にキスしたり押し倒されたりもしたけど
いつも奏君はあたしの味方なの
いつも笑顔だし
いつもいつも
あたしの側にいてくれた
「奏君といたい」
翔は追いかけても離れて行って
近づいたと思ったら急に置いてきぼりになる
でも奏君は違う
「あたしも好き」
最近のあたしはどうしようもなく弱虫だ
「梨紗ちゃん」
奏君は立ち上がりあたしの横に来た
「奏君」
あたしたちの席は1番角で周りに人はいない
奏君は覆い被さるようにあたしにキスをした
「今度はもう離さない」
「………。」
「梨紗」
奏君の匂い
声
体温
力
全部があたしを包んでくれた
もうあの部屋には戻らない
あたしは
翔を諦めた
「玖野」
「あ、翔君」
「梨紗は?」
「ちゃんと無事だよ 今は奏君といる」
「……よかった」
「ねぇ」
「なんだよ」
「あんたさ何を思ってあの子と付き合ってるわけ?」
「そんなの決まってるだろ」
「……何よ?」
「梨紗のために決まってる」