ちぇりっしゅ 修正中^^
「ごめん 俺 なんか焦ってる」
「奏君……」
「梨紗 あそこ出ていけない理由だってあるのにね 無理言ってごめん」
卒業したら一緒に暮らそう
って奏君は笑った
「梨紗」
「ん?」
「今はまだいいや」
あたしの頭を自分の胸にそっと引き寄せた
「俺さ やってることめちゃくちゃだし言ってることも全部冗談っぽく聞こえてると思う」
「……うん」
「でもさ いつも 全部本気だから」
奏君の言葉がすっと胸に入ってくる
なんとなく気づいてたこと
だけどいつも逃げていたこと
奏君が本気だったらあたしは正面から向き合えないかもって思ってたから
「梨紗」
「………。」
「泣いてるの?」
「………。」
奏君があたしの顔を覗きこむ
自分でも気づかないうちにあたし
泣いてる
「キスしていい?」
「いつも…そんなこと聞かないくせに」
「だめ?」
「あたしの気持ちなんか後回しなくせに いつも無理やり……」
――ちゅっ
おでこに軽いキス
「これからは梨紗のペースにあわせるよ」
「……いいよ」
「え?」
「奏のペースがいい」
そう言って唇にキスをした