ちぇりっしゅ 修正中^^
「円香ちゃん」
ようやく
昇降口で靴を履き替えている円香ちゃんを見つけた
あたしを見て一瞬驚いた顔をした
「ラッキーな女 まだ生きてたんだ」
しらっとした目であたしを見る
そこにいつも教室で見る可愛らしい円香ちゃんはいなかった
これがほんとなの?
「あんたの存在が翔をおかしくする
真緒先輩がいなくなってようやくまあのものになると思ったのに」
「……。」
「邪魔しないでよ もうまあのものなの 奪わないで」
----パン
「馬鹿じゃないの」
円香ちゃんは頬を手で押さえ目を見開いた
「何すんのよ」
「翔はものじゃない あんたなんかのものじゃない」
円香ちゃんをきつくにらむ
「好きなら正々堂々勝負しなよ
円香ちゃんは間違ってる おかしいよ」
「うるさい!」
目に涙を浮かべながら叫ぶ
「そんなんじゃ翔も幸せになれないよ!」
「もう遅いの どうしようもないの 好きだもん
自分が押さえらんないくらい好きなの」
「円香ちゃん…」
「あんたさえ…あんたさえいなければ…」
「それは違うと思うよ」
あたしと円香ちゃんが声のほうを向く
「陸?」
なんで…?
「もう気づいてんでしょ?あんただって 無理だって」
ゆっくり歩みよって陸は円香ちゃんを抱きしめた
「もうやめよう つらいのはあんただ 終わりにしよう」
「う…あ…ぁ」
「終わりだ」
あたしは何も言えずただ2人を見ていた