ちぇりっしゅ 修正中^^
「本当はまあだってわかってたの 翔は振り向いてくれないって」
しばらくして
落ち着いた円香ちゃんが言った
「真緒さんを最初にいじめたのはまあ
梨紗ちゃんに嫌がらせしたのも全部まあ」
「……。」
「翔が1番嫌いな方法だって知ってた
翔が苦しむって気づいてたの
それでも振られたたくさんの女の1人で終わりたくなかった
翔の記憶に残りたかった 憎んでくれてよかったもん」
あたしは彼女を直視できなかった
「嫌われても 恨まれても
翔が欲しかった」
恋は狂気
愛は凶器
円香ちゃんの言葉が痛々しすぎて
あたしは苦しくてたまらなかった
「ずっと好きだったの 今も大好きなの」
あたしに彼女を責める権利なんかない
「でもね」
目をゆっくりと閉じた
「白河陸の言うとおり 最終的にはまあが辛いだけ」
最後の言葉だった
「ばいばい 梨紗ちゃん」
魂が抜けたように円香ちゃんは去って行った
「陸どうして?」
「罪滅ぼしだよ」
苦笑いの陸
「ありがとう」
「りい」
「え?」
「幸せになれよな 大好きなやつと」
そこには昔と変わらない彼がいた