ちぇりっしゅ 修正中^^
目の前で声を押し殺して泣く由海の背中をさする
無意識のうちにあたしも泣いていた
「由海たちは…いつもすれ違いだから本当に大切なもの お互い逃しちゃってるんだよ」
「…ぅ…ひっく」
「由海の中ではもう答えでてるんじゃない?本当に大切なものに……気づいてるんじゃないかな?」
泣きじゃくる由海に言葉を落とす
「壱琉が………好きだよぉ」
状況が自分とだぶって見える
アンドーナツと壱で揺れる由海は
奏と翔で揺れるあたしと重なって見えた
あたしがもう1度壱と向き合ってほしいって思うのは
あたしが翔に戻りたいから………?
「落ち着いた?」
「うん……壱琉とも捺ともちゃんと話してみようと思う」
「よかったぁ」
ポロポロと未だに涙が流れるあたし
「よかったぁ……」
「次は森山ちゃんの番だよ」
「………。」
「あたしでよかったら話聞くよ?いいたくないなら…無理にとはいわないけど」
「由海……あのね」
あたしは真緒さんとの事実を由海に話した
翔とのやりとりも奏とのやりとりも全部話した
由海はさっきのあたしみたく何も言わずにただ相槌をうって聞いてくれた