ちぇりっしゅ 修正中^^

「梨ィー紗ぁチャン」

「……?」

「ねぇ 自分探ししてなァい?」

「………。」

「およ その顔はやっぱり図星だね 乃亜が梨紗チャンのために一肌脱いであ・げ・る」


自分探し……っていうか

ここで何すればいいのかなって思ってるけど

乃亜先輩の表情は助け舟にしては怪しすぎる


「なんですか?」

「生徒会に入ろう♪」

「え?!」


セイトカイ?

あたしが?


「凛チャンいないかな大忙しなのよ 卒業式だって近いのにィ」

「あぁ……」


そっか
凛さんがいないんだ

だったら

「あたしやります」

その埋め合わせをするのは

あたしじゃなきゃダメだと思った


「よかったァ 由海ちんも喜ぶと思うよぉ」


乃亜先輩はにっこり笑うと颯爽と歩いていった


「帰りに生徒会室ね」





ありがと 乃亜先輩

あたしにここにいる意味を与えてくれて


背中に向かって感謝の言葉を贈る



「梨紗」

「……奏?」

名前を呼ばれて振り返るとサングラスをかけた奏がいた


「あれ…今日も仕事だったの?」

「うん 本当は朝から梨紗に会いたかったんだけどね」

「あたしも」

「え?」


< 180 / 197 >

この作品をシェア

pagetop