ちぇりっしゅ 修正中^^
「そんな顔しないで?」
奏があたしの顔を覗き込む
「可愛い顔が台無しだよ」
「………っ」
―ちゅっ
何か言い返そうと思ったのに言葉が出なかった
奏は……キス魔だ
「俺 前も言ったけど梨紗のためならモデルやめるよ?」
「……。」
「仕事と学校の両立はできるし今までそんなに苦じゃなかったけど……梨紗が寂しいならいつでも側にいる」
「………奏」
「翔が原因?…とか本当は問い詰めたいけど我慢する だからそんな顔しないでよ」
「………。」
「なんてのは口実で…本当は俺が梨紗と少しでもたくさん一緒にいたいだけなんだけど」
目の前にいる芸能人の彼
愛されてるって思ってもいいのかな?
奏への気持ちがホンモノであってほしいって
強く強く願った
授業中 放課 帰るとき
翔の後ろ姿を見つめる
これはあたしの日課
半年前からずっと……追いかけてきた背中
目があうとシレッとした顔をされて
ついていくとうざがられて
学校と家のギャップがすごくて………
やっぱ
同じクラスは辛すぎる
黒板を見るときに視界に入るこの席は辛すぎる
翔の存在が……
あたしには辛すぎる