ちぇりっしゅ 修正中^^
別れてすぐに壱のとこに飛び込めないのはわかってた
いや、わかってる……つもりでいた
あたしだったらどうする?
あたしが由海の立場だったら、どうする?
あたしは……大切にしてくれる人を裏切りたくない
乃亜さんはそれ以上何も言わなかった
さんざんいろいろなことを口にしてたのに
何も言わなくなった
あたしも口を出さなかった
だって
今は由海を見守ることしかできないもん
あたしはあたしの問題を…目の前の問題と向き合わなくちゃ
「乃亜にもなんかハッピーなこと、おこんないかなァ」
「………。」
「卒業式まであんまり時間ないし、準備しましょう♪」
切り出したのは由海だった
乃亜先輩に引け目を感じてるあたしは、何も言えないし
由海もたぶんわかってくれてるんだと思う
「乃亜疲れちゃったァ~」
1時間後
最終下校時刻間近
「あたし、まとめてから帰るから先帰っててください」
「あたしもやるよ!!」
「由海も帰ってて?あたし家じゃ落ち着かないから……」
「……わかった」
しぶしぶ頷く由海
1人になったあたしは残りの作業を眺める