ちぇりっしゅ 修正中^^
「森山ちゃんにね 1つ黙ってたことがあるの」
作業の手を止めた由海が言った
「森山ちゃんが決めた決めたことだから迷わせるようなことしないほうがいいと思って黙ってたんだけどね…」
「うん」
「水口君が葭林 円香と付き合い始めたのは……森山ちゃんのためなの」
「……え?」
あたしも手を止めて由海の顔を見る
「どういうこと?」
「水口君は森山ちゃんが嫌がらせを受けてること、知ってた 嫌がらせの主犯が葭林 円香なことも…自分のせいで嫌がらせされてることも知ってたんだ」
「………うそ」
「だから付き合ったの 好きでもない子と…森山ちゃんを守るために なんでかわかる?」
「………。」
「森山ちゃんが好きだから」
あたしはずっと勘違いをしてた
翔は円香ちゃんが好きで…
嫌がらせをしてたとしてもなお円香ちゃんが好きだから付き合ってるって思ってた
円香ちゃんがいなくなって あたしはその代わりなんだと思ってた
翔は……
あたしのことなんか好きじゃないって思ってた
「こんなことになるなら…あの時森山ちゃんにちゃんと言っとけばよかった…」
泣き出す由海