ちぇりっしゅ 修正中^^

「泣かないで……悪いのはあたしだもん」


泣いてばっかりのあたしは

もう涙は出なかった


もし本当なら満足だよ

翔があたしを守ろうとしてくれただけで

満足だから


―ガチャ


「おっはァ」

乃亜先輩が生徒会室に入ってきた

「……って言っても もう1時か」

「遅刻なんて珍しいですね」

「んー お節介な乃亜ちゃんから梨紗ちゃんにプレゼントがあ・る・の」


乃亜先輩があたしに封筒と紙切れを渡す


「え……これ」

「乃亜がパパに頼んで発行してもらったの」


渡されたのはパスポートとチケット

それと留学先の住所がかかれた紙


「実は奏に頼まれたの 黙っててって言われたんだけどォ」

「………。」

「1つ難点なのは その飛行機1時間後に出発なことネ」

「え?!」

「日帰りだから荷物は特にいらないんじゃなァい?今から出ないと間に合わないしィ」

「………。」

「今から行こ」

「……はいっ」

あたしは大きく頷いた



「奏にコレ頼まれたのね 翔が留学したその日なの」

「………え」


「つまり梨紗ちゃんとまだ付き合ってる時ネ わかってたんだよ 奏はこうなるってこと」




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