ちぇりっしゅ 修正中^^
「………。」
奏は最後まであたしのこと……
「安心して梨紗ちゃん 奏は乃亜が幸せにするからァ だから早く行きなよっ」
強気な発言があたしの背中を押した
気づいたときには駆け出していた
「待って森山ちゃん!!」
由海があたしを呼び止める
「あたしはいつでも味方だからね!!待ってるから……大好きだよ 梨紗っ」
「ありがと………由海」
タクシーに乗り込んで空港に向かう
「……急いでっ」
会いたい
伝えたい
早く………
あたしがもっと早く素直になっていたらよかったんだ
自分の気持ちに…
誰の代わりだってよかった
あなたが誰を好きでいてもよかった
あたしがあなたを好きなんだからそれでよかった
過去なんてどうだっていいの………
大切なのは今なんだ
今なら言える翔が好きだって
ちゃんと伝えられるよ?
迷わず飛び込める
あなたの胸に
「行ってらっしゃい 森山ちゃん」
親友の声に背中を押されて搭乗ゲートをくぐる
「森山ちゃんは…森山ちゃんだよ。誰の代わりでもない」
由海の言葉はいつも重くていつも強く感じた。
ありがとう・・・
「行ってきます」