ちぇりっしゅ 修正中^^
●2
家に戻ったのは11時過ぎだった
鍵は開いてたけど
電気はついてなかった
「………。」
あたしは覚悟を決めていた
――ちょっと早いけど
今日中にここを出よう
由海のお父さんの知り合いの旅館が
住み込みで働かせてくれるらしい
翔はあぁ見えてお人好しだから
あたしに同情して 無理して「まだいろよ」って言ってくれるかもしれないな
………でも
あたしはこれ以上
『真緒さんの部屋』に居続けるほど図々しい女にはなりたくないしさ
祥子さんには感謝してるよ
もういない娘の部屋を他人に貸すなんてどんな気持ちだったろう?
翔も………
真緒さんの部屋を他人に使われるのはどんな気持ちだったろう?
あたしはもうここにはいられない
似てるからって
ここにいていいわけじゃないし
似てるだけで同じじゃない
困らせちゃうもん
由海は『学校やめないで』って言っていた
でもあたしは正直 やめるつもり
明日手続きをしようと思ってる