君想う…
「あきほ早く制服着替えなよ〜」
「ごっごめん」
朝から練習なんてまぢでめんどくさいー。しかも汗かくとかほんとに嫌っ!!
「はーい今日は席替えをします」
「やったぁ」
「俺前がいいな、目が見えねーし」
「いやいや俺は後ろだな」
みんな騒ぎ始めた。
そんなに嬉しいの…?あたしは全然嬉しくない。
「くじ引きだぞっ」
だいたいいつもあみだくじだ。
「はぁ〜前ぢゃ〜ん…」
「よろしくね皆っ」
声をかけたのは、衣里加だった。
「衣里加ぁ〜っなんで中野の隣があいつなの〜ぉ?」
とてつもなく気に入らなかった…
「あぁーそういえば1年の時から好きそうだったよね〜」
はぁ…。
あいつってゆうのは島井なほっていうんだけど…1年の時から中野やいろんな男とベタベタ話す、デブ。
「中野〜ぉ!」
席から呼んでみた。
「なにっ!?」
「はっうざいんだけど…」
なほが中野になにか言っている。おまけにこっちを見て笑ってきた。
いい加減気分が悪い。
「むかつくぅ〜」
「まぁあーゆー性格ぢゃん?」
衣里加があたしを落ち着かせる。
これから1ヶ月もこの席のバランスなんて信じれないよぉ…。