君想う…
〜正行side〜
席替えをした。
隣は島井なほ…。あーぁめんどくさい奴と近くなってしまった。
「ねぇねぇねぇ中野っちぃ〜なんかあきほが見てくるよ」笑
「はぁーいいぢゃん」
「なんかうざいとか言ってる」
「言い返せばいいぢゃんか」
「いやぁーそれはさぁダサイって」
ぢゃあ言ってくるなよ。
嫌気がさしてきそうだ。
授業が終わった。
「中野〜っっ」
笑顔で呼んでくるのは西川だ。
「な〜んだよ〜…」
「なほなんか言ってた?」
「別に〜」
「そっか。まぢ見てきたよねっ衣里加!?」
「そうそうっ絶対なんか言ってたよ」
文句を言いながらも西川は笑顔だった。笑
おかしい奴だなっ…!
「中野〜トイレ行こうぜ」
「あ、いーよー」
「彼女とはどう〜?」
「ん〜ちょっとは好きになれたかも」
「中野こそ、好きな奴はー?」
「いねぇな…そんなもん」
タツキは疑ってくる。
「ほんとかよっ…」
俺は好きな奴なんていない。