加納欄の合コン シリーズ10
犯人とバッチリ目が合った。

「あ、ど~もぉ」

あたしは、ニッコリ笑った。

犯人が、驚いた隙をついて、あたしはみぞおちに回し蹴りを入れた。

犯人は、後ろにぶっ飛び、そのまま倒れた。

ドシンッと音がした。

「シー(>_<)静かに倒れてよ」

あたしは、倒れた犯人に文句を言った。

「おい!テッサンどうした!?ジュンまだかよ!」

最後の犯人が、戻ってこない2人を不思議に思い、こちらへ歩いて来た。

「何してンだよ、お前ら!早く戻って来いよ」

犯人が、また角を曲がって、あたしのところに、来た。

「お、お前。あっ、テッサン!お前!」

あたしは、犯人の体にトントントンと、喉から、みぞおちにかけて右足で蹴りを入れていった。

犯人は、そのまま崩れ落ちた。

「ま、暫くは起きないでしょ」


あたしは、伸びている犯人を見て、拳銃を奪った。

「さぁてと」

あたしは、先ほど犯人に殴られていた男性のところへ戻った。

「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?店長さんですか?警察に連絡入れてください」

「だ、大丈夫です。あいつらは?あいつらは、どうしたんですか?」

「大丈夫です。暫くは動きません。それより、怪我してる人とかいないですか?」

「大丈夫って……。動かないって……」

店長さんは、信じられない。という顔をした。

あたしは、立ち上がり、祥子先輩達のところへ行こうとしたその時、あたしの側頭部に衝撃が起きた。

そのまま、右側に倒れた。

従業員の女性が、何人か、悲鳴をあげた。


なにっ(>_<)?


アイツらが、起きた!?


仰向けに倒れたあたしに、誰かが馬乗りになった。

あたしは、痛みを堪えながら目を開け、相手を確認した。

あたしの動きが止まってしまった。

あたしに拳銃を向けて睨んでいるのは、今会話をしていたこの店の、店長だった。

「あ、あんた……」

「何してくれてんだよっ!ふざけんなっ!てめぇ、何者だよ!」

そう言って、店長は、あたしの頬を何回も殴った。

あたしは、唇が切れ、血が流れていた。


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