鈴姫
「むしろ時間まで決めた方がなおいい。愛河先輩の場合、商品とレシートセットの引き換えに直接その場で金を受け取るだろ?つまり、お前は買ったものをすぐに渡さず、代金と引き換えに渡せばいいだけの話だ」
「でもそれじゃ困る事も……」
「それが罰だろ?自分で買えばそんなことにはならない。お前がお人よしのバカだから利用する奴が出るんだ」
お、お人よしのバカ……。
奏真、やっぱり冷たい……。
でも、愛だ。
これも愛なんだ。
「じゃ、これまでのは?」
「それは……いや、俺が返してもらう。レシートくらいあるんだろ?お前几帳面だし、どうせ名前までちゃんと書いてあるしまとめてあるんだろ?」
さすが奏真!
俺の事一番わかってるじゃないか!!