鈴姫
……まさか俺がシスコンだったなんて……知らなかった……。
「あ、でも確かに今考えてみればお兄ちゃんてあたしに対して過保護……だった気もしなくもない……」
『だろ?』
いや、俺過保護だったか!?
「俺は別に……」
『問1、苺が敵視しているトマトが食卓に出て来ま――』
「俺が食べる」
『問題最後まで聞けよ問2、苺が見たいテレビと自分の見たいテレビの時間が――』
「譲る」
『即答ありがとう。問3、苺がアクセサリーをねだって――』
「買う」
……それは全部今まであったことだから……。
『苺サン診断結果』
「バッチリシスコン」