鈴姫
「何よ今更」
今更で片付けられたー!!
「付き合ってるんじゃなかったの?」
……へ?
「で、でも、そういう感じの事言わなかったから……その……」
「あたしは、当たり前のように付き合ってると思ってたけど」
ウソ――!?
心配、いらなかったのか……。
「あ、そうそう、昼休みのことなんだけど、委員会呼び出されちゃって。行けなかった」
一気に二つ解決―!!
一石二鳥?
……いやなんか違うか……?
「あのさ」
今度は鈴姫が緊張しているような声を出して言った。