「ところで、クラスで空いてる席とかたくさんあるみたいだけど、なんなの?」









「ああ、席が空いてるのはタダのサボりだよ。この学校はたまに授業に出れば、留年なんてしないから。問題児ばっかりだからね。

最初は怖かったけどみんな根は優しい人達だし。」







弁当の卵焼きをきれいに割りながら茶和は言った。







「うちと関係してる奴も多いしね。まあ、なるべく授業出るように言ってあるけど。」






有輝は性格通り、ご飯を掻き込みながらしゃべる。






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