その後たわいもない話をしていたら、もう9時になっていた。




「帰るか。」



「……うん」




なんでだかわからないけど、今帰りたくないって思った。





あたしはその感情がなんなのか、わからなかったが気にする事はないと、帰ることにした。





帰るときも鷲は一定の距離を保ったまま、歩幅を合わせて送ってくれた。





見た目は不良っぽいのに意外と優しいんだな。





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