「…そっか。雨深ちゃんのことだったんだ。」



杏は小声で呟いた後



「さっき鷲が言ってたのはこの子の事だ。わかったか?」




「「はい!!」」




杏が呼びかけたら教室の男たちが返事をした。



この団結感なに?

つか、杏は何者?




「さ、雨深ちゃんはこっち来て。」




杏はあたしの右手を引っ張り教室を出た。



「あの、でも鷲がここに来いって・・・・」




「大丈夫。僕は鷲に雨深ちゃんを連れて来るように頼まれてるんだ。」





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