あたしは迷いつつも梯子の方に歩き出した。


梯子を昇り終わると、そこには綺麗な景色がまっていた。



「……なんで杏と知り合いなんだ?」




振り向くと、
鷲は眉間にしわを寄せて寝ころびながら私を見つめていた。




「なんで?」




「いや、なんでって…。」



「……実は一昨日、あたしのお腹を救ってくれたの。」




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