「…ねえ、どうすんの?早くしないと昼休み終わっちゃうよ?」



「で、でも、せっかく同じクラスになったんだし。」



女の声が聞こえて目をあけた。



顔をあげると

明るい茶髪の長い髪を巻いたケバそうな女と

こげ茶色の短い髪の女がいた。





この二人は、教室にいた女子だ。






「ほら目覚めたみたいよ。」




ケバいほうの女がもう一人のほうに言った。





「・・・・・・あ、あの、一緒にお昼ご飯食べませんか?」









・・・・・・・・・・・・・・。







「一人で食う。」




立ち上がって教室を出た。





あたしはもう、人と関わらない。






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