君ニ花ヲ…
美咲はソラにメールを送った。

『こんばんは。狩野美咲です。
 愛子にアド教えてもらいました。
 今日はホントにありがとね!  』


ケータイを閉じ、しばらく待つが返信はない。


美咲は少しうつむいてベッドになだれ込んだ。


まあ、いいじゃない。
期待なんかしてなかったもん。

美咲は自分にそう言い聞かせた。


そしていつの間にか眠りについた。





それから数時間が経ち、いきなりケータイが鳴った。


~♪~♪~♪


はっと目が覚める美咲。


「あ、寝ちゃってた。電気つけっぱなし!しかも、予習してない~~」


美咲はうなだれながらケータイを開く。


こんな時間に誰?


『返信遅れてごめん。寝てた。』


そうたった一文の短いメール。

でも、初めてソラから届いたメールであった。



美咲はぱあっと表情が明るくなった。


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