君ニ花ヲ…

「美咲、ちゃんと昨日はソラにメールした?」


昼休み、教室でお弁当を食べながら愛子がきく。


「うん。」



美咲は愛子に昨日のメールのことを話した。


「へー、珍しい。あいつ女子とメールしたがらないんだよね、うぜえとか言ってさ」


「そうなんだ」


美咲は苺ミルクのパックをストローで吸いながらほんのり赤くなった。



「今日は部活だよね?」


「そうだよ」


「来月試合だしね」


「そうなんだ。大変だね、来月は実力テストもあるのに」



「そうだね。まああたし、テストはどうでもいいわー。美咲みたいにあたしも勉強できたらいいんだけど。あ、美咲は努力してるもんね」


愛子に美咲は苦笑いしてみせた。
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