恋のA教室






「うんうん!幼なじみなんだ☆紹介するね☆葵だよ」

えっ?紹介されちゃった?

俺はいちよう頭を下げた。

「こっちが美紗ね☆」

美紗って言う人が頭を下げる。

「こっちは愛心ね☆」

あこちゃんがまたニコッって微笑んだ。

あぁ…

なんだろ?本当に…

自分の気持ちが全く分からない…

「じゃぁね☆愛心☆美紗☆」

椎奈はまた戻って来ると、俺の手を掴んで予備校から出た。


―――――――……
―――――……
―――……



「相談って何?」

俺は椎奈にファミレスに連れて行かれた。

「なぁ椎奈…なんかドキドキしたり胸が苦しいのってなんなのかな?」

椎奈にそうたずねると椎奈はいきなり大笑いし出したー

なんなんだよ!俺は真剣なのに!

「そうかぁ…葵って初恋まだだもんね…良かったね!葵!それは恋をその子にしてるの!」

えっ…

「マジ?」

「大マジ!!ってか相手は誰なの?」



あぁ…それを聞かれたら俺は終わりだよ…


「…」

俺は黙りこんでしまった…


「誰にも言わないから!!お願い」


手まで合わせてお願いする椎奈を見た俺は…


「分かった…愛心ちゃんだよ」

あぁ言っちゃった…
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