恋のA教室
2st story―変化する自分―
突然すぎる出来事… ☆愛心☆
チャイムが鳴り、席に座ると…
葵くんと優矢がいなかった…
「平井!お前の横と前は休みか?」
えっ…
あたし!?
けど…バックないよ…
けどさっきおはようの挨拶はしたよ…
本当にドコに行っちゃったの?
「先生!休みじゃないよ」
ぱっと声の方を見ると…
椎奈だった。
「どういう事だ!?」
先生の声が急に低くなった。
そりゃそうだよ。
カバンがないのに、なんで休みじゃないのって感じだろうね。
すると…
カチャ
「「遅れてすみません」」
優矢と葵が入って来た。
「はぁ―お前ら!!どういう事だ!!遅刻なんていい度胸じゃないか!…」
みんなが耳を蓋するほど先生はずっと怒っていた。
5分ぐらいしてやっと先生が怒りが覚めて、葵と優矢が席に座った。
「ごめん…なぁ…愛心ちゃん…心配かけちゃって」
急に葵くんがそんな事を言い出したから…
あたしはなんとも言えなくなった。
「え…ぜ、絶対良いよ!!それとあたしの事『愛心』でいいよ」
あたしは話を変えたくてどうでもいい話にした。
「OK☆じゃぁ俺は『葵』でね」
「よろしく~」
あたし達はなぜか握手をした(笑)