恋のA教室
そしてAクラスの前に着いた。
でも…
「開けにくいな」
「あぁ」
開けにくいのは理由があった。それは後で分かる。
カチャ
俺はためらいながらドアを開けた。
すると…
「よっ葵、「「「キャー!葵様っ☆優矢様っ☆」」」
そう…
これが原因…
すると女は俺と優矢の周りを囲む。
面倒くさいけど、俺らは笑顔で…
「おはよう」
と言う。
すると…顔を真っ赤にして、色々問いかけられるが…
さっき「よっ!」と言いかけてた親友の寛貴がいつも助けてくれる。
またアイコンで“助けて”サインを送る。
すると、寛貴が来た…
けれど、寛貴はいつも…
「おいっ!葵!優矢!ちょっと来いって!めちゃくちゃ可愛い女の子を見つけたんだよ!」
はぁ出た―
いつものパターン。
こいつはいつもこんな事を言って俺達を誘い出すが気に入ったというか一目惚れした女はいない…
まぁ暇だしいっか…
俺達はAクラスを出た。
「今日は誰?」
優矢が冷たい声で言う。
「実はさぁ!Cクラスなんだ」
はぁ!?
「「Cクラス!?」」
こいつはいつも高校1、2年生のABクラスしか連れて行った事がないのに…
それもそのはず…こいつはバカが嫌いだから。