死神と31日間の恋
【ごめんね、助けたいけど・・・】
「ユメ・・・ノ、お前自分・・・を責めて・・・楽なのか?」
ユメノはクビを振った
【そうだよね、最後まで笑ってなくちゃね?】
「・・・うん・・・」
【あと少しの時間だけどこうしていたい】
「・・・ぅん」
俺は眠たくなったので目を閉じた
そして一言ユメノにこういった
「なぁ・・・ユメ・・・ノ」
【ん?】
「好きだよ」
俺は目を閉じた
―――死―――
【ナツ?ナツ?!ナツッ!!!!!!!ぃ、いやぁああぁあああぁあああぁああぁ!!!!!!!!!】
ナツが死んだ!ナツがっ
ナツが・・・ナツが!!!
私の声は死に近い人間にしか聞こえない
だから私はコレまで出したことのない声で泣いた
ただ独り泣いた
―――死―――