I need you

私と智和

私は市川 裕衣(いちかわ ゆい)。広島に住む極普通の中学生。
彼の名前は高杉 智和(たかすぎ ともかず)。彼もまた広島に住む極普通の中学生。
智和とは幼馴染みでもあり、彼氏でもある。
家は隣同士。
部活も同じ剣道部。
選択教科も全部同じ。だから、智和と私は毎日毎時間一緒なのである。
今日は剣道部の試合がある日。
私たちの学校は結構強い。毎年BEST3に入る中学校であり、他の学校から恐れられていた。
「智和~今日は頑張ろうね!」

『あぁ、頑張ろうな。』

智和はちょっとクールだけど、私と二人きりになると天然になっちゃうんです☆
そのギャップにも私は惚れたのかも知れませんがね…。
私は全勝で県大会に出場出来ました!
勿論、智和も全勝です。
「やったじゃん!智和!県大会でも全勝じゃけんね!」

『あぁ!』

そして、私と智和は顧問の先生にビシビシ鍛えられ、県大会まであと1ヶ月となり、先生の練習への意気込みも更に増してきて、それに合わせるのがとても大変だった。
それにもめげず、私と智和は練習を頑張り、ついに県大会が明日になり、私と智和はそれぞれ自分の部屋の窓を開けて、明日への作戦を話合っていた。
…翌日…
ついに県大会。
(うわぁ、みんな強そう…。)
声も出なかった。
同じく智和も声が出なかったみたいだ。
「どうしよう、勝てる自信無いよ…。」

『大丈夫だって、裕衣なら出来るけぇ!キバっていこうぜ!』

「…うん。」

そしてついに試合が始まった。
「めーーーんっ」
【ーっう!】

「やったぁ!」
ガッツポーズをとる私に智和もガッツポーズを返してくれた。
私は一回負けて、あとは全勝!
智和は、二回負けて後は私と同様全勝!
ついに中国地方代表として大会に出る事になり、いうまでもなく、私は2位で智和が1位で優勝し、先生に褒められたのでした。
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