エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
(なんだ結局はアンタも金か!?)
私はそう言い返してやりたかったが、これ以上この男をキレさせても時間の無駄だと気付き、とりあえず
「……ごめんなさい。確かに受け取りました。お金は四千万あります。明日、下ろして持っていくから奥様には何も言わないでね。」
私がやっと愁傷な様子になったので吉永もまともな口調になった。
「よし お前が最初からそんな態度なら怖がらせる事はなかったんだぞ。いいかこれから俺たちは運命共同体だ。」
「分かった。」
私たちは明日、いつものホテルで落ち合う約束をして電話を切った。
よし!時間がない!!
と私は深夜にもかかわらずに荷造りを始めた。
私はそう言い返してやりたかったが、これ以上この男をキレさせても時間の無駄だと気付き、とりあえず
「……ごめんなさい。確かに受け取りました。お金は四千万あります。明日、下ろして持っていくから奥様には何も言わないでね。」
私がやっと愁傷な様子になったので吉永もまともな口調になった。
「よし お前が最初からそんな態度なら怖がらせる事はなかったんだぞ。いいかこれから俺たちは運命共同体だ。」
「分かった。」
私たちは明日、いつものホテルで落ち合う約束をして電話を切った。
よし!時間がない!!
と私は深夜にもかかわらずに荷造りを始めた。