エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
「じゃあ手紙には、取引きをする事と掲示板の事、そして素晴らしいネーミングは野田さんが考えたってちゃんと書きますから!」

弥生は子供の様にはしゃいで言った。

野田もうれしくなったが、

「イヤそれだけじゃなくて、この計画自体、俺の案……だろ?」

と念を押す事を忘れなかった。

「ハイ!それはモチロンですよ〜。じゃあ早速、望さんに書きますよ。」

便箋とペンを持つと弥生は夢中で書き始めた。


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