エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
トントン―――
美佐子が大輔の病室をノックすると、
「おおっ 入れ。」
意外にも元気な大輔の声が返ってきた。
そして中に入るとすぐに、
「お〜っ!二人ともよく来てくれた。実印はちゃんと持ってきてくれたか?」
「はい。ちゃんとココに。」
美佐子がエルメスのバッグからそれを取り出すと大輔はひったくる様に取り、
「よし!ありがとう。」
と一応呟いてベッド脇の引き出しから白い紙を一枚取り出した。
「二人ともよく聞くんだ。」
美佐子が大輔の病室をノックすると、
「おおっ 入れ。」
意外にも元気な大輔の声が返ってきた。
そして中に入るとすぐに、
「お〜っ!二人ともよく来てくれた。実印はちゃんと持ってきてくれたか?」
「はい。ちゃんとココに。」
美佐子がエルメスのバッグからそれを取り出すと大輔はひったくる様に取り、
「よし!ありがとう。」
と一応呟いてベッド脇の引き出しから白い紙を一枚取り出した。
「二人ともよく聞くんだ。」