エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
勇が検査室へと消えると、サムは早速行動を開始した。
どうやら今でも病院内はケータイが使えないらしいので一瞬、外へ出ようかと考えたサムだったが、あまりにもの強風でうかうか話などしてられそうもないので、取りあえず人の来ない死角を探して回ったが案外病院という所はそういう場所がたくさんあるものである。
すぐにみつかるとサムはケータイを開いた。
「マズいなー。充電があまりない。」
サムはそれに気がついたが取りあえず短縮の『2』を押した。
またしても相手はワンコールで慌てて取った。
「はい。もしもし。勇か!?」
どうやら今でも病院内はケータイが使えないらしいので一瞬、外へ出ようかと考えたサムだったが、あまりにもの強風でうかうか話などしてられそうもないので、取りあえず人の来ない死角を探して回ったが案外病院という所はそういう場所がたくさんあるものである。
すぐにみつかるとサムはケータイを開いた。
「マズいなー。充電があまりない。」
サムはそれに気がついたが取りあえず短縮の『2』を押した。
またしても相手はワンコールで慌てて取った。
「はい。もしもし。勇か!?」