エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
談話室では、命の父と母が命と火菜のこれからについて、あーだこーだと話し合っていた。
もう森の姿はなかった。
内輪だけでと配慮して、食器を片付けると席を外していた。
そこに火菜と命が戻ってくると、すかさず命の母が手招きした。
「さあさあ、話を煮詰めましょう。まだまだ台風は去らないわよ。でも、こういう時間が持てた事は本当に良かったと思うわ。未来さん、お母様は心配してらしたでしょう?」
「はい。驚いてました。」
「でしょうね。」
すると命が言った。
「まだ、俺達の事は言ってないって!やはり会って話したいからね。それで、台風がおさまったら、俺達、未来の両親に話しに行くよ。」
「まあーそうなの!?そしたら、未来さんを家まで送って、命は私達と一緒に帰りましょう。そして明日、お父さんと私と3人でお話しに伺うのが筋だと思うわよ。」
これには、命の父も口を挟んだ。
「そうだ 命。それがいい。お前は兄さんたちにも会って話しをしなきゃならないぞ。」
命はそう言われると無理を押し通す事は出来ないと黙りこんだ。
もう森の姿はなかった。
内輪だけでと配慮して、食器を片付けると席を外していた。
そこに火菜と命が戻ってくると、すかさず命の母が手招きした。
「さあさあ、話を煮詰めましょう。まだまだ台風は去らないわよ。でも、こういう時間が持てた事は本当に良かったと思うわ。未来さん、お母様は心配してらしたでしょう?」
「はい。驚いてました。」
「でしょうね。」
すると命が言った。
「まだ、俺達の事は言ってないって!やはり会って話したいからね。それで、台風がおさまったら、俺達、未来の両親に話しに行くよ。」
「まあーそうなの!?そしたら、未来さんを家まで送って、命は私達と一緒に帰りましょう。そして明日、お父さんと私と3人でお話しに伺うのが筋だと思うわよ。」
これには、命の父も口を挟んだ。
「そうだ 命。それがいい。お前は兄さんたちにも会って話しをしなきゃならないぞ。」
命はそう言われると無理を押し通す事は出来ないと黙りこんだ。