エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
「まあ、そういう事でしたの。」
事務長室で、事務長からレッドコードを発令した訳を聞いて美佐子は臍を噛んでいた。
吉永医師の失踪事件。
これはまさか私が監禁しています。とは言えない。
「あの先生はかなり変わっていたので、どこかにフラッと行ってしまったんじゃないかしら。」
すると好色そうなバーコード頭の事務長は
「いや〜でも中条様はご心配でしょう。何かと吉永先生にご援助されていたのに……」
飼い犬に噛まれたようだと言わんばかりの嫌らしい目に美佐子は辟易した。
「あの人の事はもういいんです。それより他はなんですか?」
「……それがですね…」
一転して言いにくそうに事務長がしてる所に一人の職員が来て事務長に耳打ちした。
「そうか逃げられたか。じゃあ解除して。」
レッドコードはすぐに解除された。
…………………………………
事務長室で、事務長からレッドコードを発令した訳を聞いて美佐子は臍を噛んでいた。
吉永医師の失踪事件。
これはまさか私が監禁しています。とは言えない。
「あの先生はかなり変わっていたので、どこかにフラッと行ってしまったんじゃないかしら。」
すると好色そうなバーコード頭の事務長は
「いや〜でも中条様はご心配でしょう。何かと吉永先生にご援助されていたのに……」
飼い犬に噛まれたようだと言わんばかりの嫌らしい目に美佐子は辟易した。
「あの人の事はもういいんです。それより他はなんですか?」
「……それがですね…」
一転して言いにくそうに事務長がしてる所に一人の職員が来て事務長に耳打ちした。
「そうか逃げられたか。じゃあ解除して。」
レッドコードはすぐに解除された。
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